あったら便利なマイナンバーカードとマイナポータル

みなさん、マイナンバーカード(個人番号カード)は作られていますか?

  • 制度が始まってから送られてきた紙のカード(通知カード)のまま何もしていない。
  • 通知カードを無くしてしまった・・・。
  • マイナンバーカードを作りに行くのがめんどくさい、何がいいのか分からない。

という方も多いのではないでしょうか?

もちろん、通知カードだけでも問題はありませんし、無くしてしまってもマイナンバーを記載してもらった住民票を発行してもらうことでマイナンバーを把握することはできます(カードを無くしたから、自分のマイナンバーが無くなることはありません)。

でも、マイナンバーカードを持っていると何かと便利ですし、これからもっと便利になるかもしれません。

 

マイナンバーカードでできること

マイナンバーカードとは、顔写真付きの磁気カードです。

表に氏名と生年月日、住所、顔写真が記載されています。
(私はマイナンバーが出来てから2回引っ越しているので、その履歴が記載されています)

裏にはマイナンバーが記載されていて、ICチップが埋め込まれています。

この記事の執筆現在(2020年4月27日)、マイナンバーカードを持っていればできることは次の通りです。

  1. e-Taxで確定申告ができる。
  2. コンビニで公的な証明書を取得できる。
  3. 身分証明書として使える(顔写真が付いているので)。
  4. 様々な行政手続きをオンラインでできる(後述)。

私自身が特にマイナンバーカードを持っててよかったと感じているのは、1と2です。

確定申告では、マイナンバーカードがあれば家に居ながらにして申告ができますし、紙で出すよりも早く還付金を受け取ることもできます。

また、住民票や印鑑登録証明書などの公的証明書は、マイナンバーカードがあれば、近くのコンビニのマルチコピー機で取得することができます。

役所まで出向いたり、順番待ちをしたりする必要がなく、夜間や土日祝日でも取得することができます。
しかも、役所で取るよりも100円安いです(戸籍は変わらないようですが)。

なお1と4は、マイナンバーカードに搭載されている情報を読み取る機械(カードリーダーライター)が必要になりますが、そんなに高くはないです(3,000円くらい)。便利さを考えると、安いくらいかもしれません。

 

マイナンバーカードの交付申請は、下記URLを参照してください。

https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/

 

マイナポータルを利用すればもっと便利に(なるかも)

さらに、「マイナポータル」というマイナンバーのポータルサイトを利用すれば、もっと便利になる可能性もあります。

利用前に、マイナンバーカードとICカードリーダーライターが必要なのと、ソフトウェアやアプリをインストールする必要があります。

マイナンバーカードを使ってログインすると、次のような画面が出てきます。

マイナポータルを利用すると、こんなことができます。

  • マイナンバーと紐付けられた自分の情報を閲覧できる(世帯、収入や税金、社会保険など)。
  • 市役所や税務署などからお知らせを受け取ることができる(どんな情報を受け取りたいかを指定することもできます)。
  • 自治体への申請手続きができる(未対応の自治体や手続きも多いようですが)。

例えば、自分が住んでいる自治体から、確定申告をした情報などを引っ張ってきて、それをPDFなどでダウンロードすることも可能です。

 

また、「もっとつながる」を押すと、他のサイト(e-Taxやねんきんネット(年金機構))と連携することもできます。

今のところ連携できるのは、e-Taxやねんきんネットを含めて5つだけです(たぶん使うことのないアマチュア無線以外の4つをとりあえず連携させています)。

例えば、ねんきんネットと連携させると、年金記録や将来もらえる年金の見込み額などをネット上で閲覧することができます(電子での届出はできず、紙で出力する必要はあるようです)。

※たくさんもらうには、まだまだ頑張らないといけないです・・・

さらに令和2年分の年末調整や確定申告からは、この「もっとつながる」機能を利用して、控除証明書などのデータを一括で取得して、申告書等に自動入力ができるようになる予定で、より便利になると思われます。

 

まとめ

さらに、今後はマイナンバーカードが保険証として使えるようになる予定です(2020年度からマイナポータルで事前登録可能の予定)。

他のサービス(免許証、銀行口座、クレジットカードなど)との連携も今後進んでいくものと思われます。

また、近々給付される予定の、10万円の「特別定額給付金」(仮称)の申請手続きでも、マイナポータル上で申請が可能なようです。

マイナンバーが他人にばれてしまったり、カードを紛失してしまった時のリスクはありますし、まだまだ発展途上なところもありますが、持っていればこれから益々便利になっていくと思いますし、今のうちに使いこなしておくことをお勧めします。